清掃を怠っていないのにも関わらず、何度も現れる厄介な存在……
そう、浴室の目地やシーリング部分に生える黒カビ!
わたし自身も黒カビの存在に悩まされている一人で、毎日お風呂の後には壁やシャンプー置き場、ドアの周りをさっと拭くのですが、気がつくとカビが生えています。
本当に謎ですよね。
カビを効率的に取り除いてくれる頼もしいアイテム「カビキラー」がありますが、非常に危険で慎重な扱いが求められることも確かです。
今回の記事では、カビキラーに関する以下の疑問や悩みを解決する方法について、詳しく解説していきます。
- カビキラーはどのような洗剤?
- カビキラーを使用する際にはどんな準備が必要?
- もし一晩放置してしまったても大丈夫?そのデメリットとは?
- 短い時間で効果を最大限に引き出す方法は?
この記事をお読みいただくことで、カビキラーの長時間放置に伴うリスクやデメリットをより深く理解していただけると思います。
ぜひ最後までお読みください。
カビ取りの強い味方「カビキラー」とは?
スーパーやドラッグストアの洗剤コーナーで、必ず置いてあるカビ取りの強い味方、カビキラーとは、どのような商品なのか、改めて解説していきます。
その名前の通り、カビを根絶させます
ジョンソン社が販売しているこの商品は、浴室のタイル目地やシーリング、ゴムの部分に生えたカビを効果的に除去するためによく使われています。
この製品は塩素系漂白剤に分類され、その成分はキッチン用の漂白剤とほぼ同じ。大差はありません。
製品名でもある「カビキラー」というのはブランド名で、ほかのメーカーでは「カビ取りハイター」や「カビクリーナー」といった名前で販売されていますが、基本的には同様の効果を持つものです。
使用中は塩素の強い臭いが伴うため、適切に換気を行いながらマスクや手袋、ゴーグルを着用することが推奨されます。
パッキンに生えるカビへ高い効果を発揮
主にスプレー型の泡製品が市場に出回っていますが、パッキン専用のジェルタイプも販売されていることをご存知でしょうか。
ジェルタイプは泡タイプに比べて垂れにくく、使い勝手が良いという特長があります。
また、この製品は浴室のカビだけでなく、冷蔵庫のドアなどにも使用できるため、多くのユーザーからも高評価を得ています。
カビキラーはすでに生えてしまったカビの除去はもちろん、これから生える可能性のある黒カビの予防にも効果的です。
特に、浴室の隅や排水口、排水口の蓋などカビが生えやすい箇所での使用がおすすめ!
さらにカビキラーには特有の強力な浸透成分が含まれており、カビの根本までしっかりとアプローチします。
ほかのメーカーから販売されている低価格の製品もありますが、確かな効果を求めるなら「カビキラー」を選ぶと良いですよ。
カビキラーを長時間放置するリスクとは?デメリットを解説
カビキラーの放置時間は、最大で30分と推奨されています。
ですが、カビキラーを使用したことが頭から抜け落ちてしまい、30分どころか、1時間や2時間が過ぎて、場合によっては翌朝になってから「あれ?」と思い出し、慌てて浴室をチェックすることはありませんか?
カビキラーなどの漂白剤は放置する時間が長ければ長いほど、カビの除去効果は高まるとされていますが、「塩素の強烈な臭い」が問題になります……
わたしも過去に、同じようなことをしてしまったことがあるんですよね。
表面はピカピカになるものの、入浴している最中にも塩素の臭いが強く感じられました。
また、長く放置してしまった結果、カビキラーを塗ったパッキンやゴム部分がダメージを受けることもあるのです。
公式サイトのQ&Aによると、指定された時間を守ることで通常は問題ありません。使用する時はタイマーをセットするなど、長時間の放置を避ける工夫をしましょう。
カビキラーを長時間放置してしまった時の対策!
ここでは、うっかりカビキラーを塗布した後に長時間放置してしまった時の対策を詳しく解説していきます。
最初に行うべきこと
まず最初に、使用した部屋の窓やドアを開けて、しっかりと換気を行いましょう。これで室内の化学物質の濃度を効果的に下げることができます。
しっかりとカビキラーを洗い流す
カビキラーを使用した箇所は、シャワーなどで丁寧に洗い流してください。これにより、化学物質を希釈することができ、塩素の臭いを軽減することができます。
設備の損傷をチェックする
カビキラーなどの漂白剤を長時間放置した後は、ゴムやプラスチック、金属などの素材が腐食したり色が変わったりする可能性があります。
カビキラーが付着した設備や道具の表面を確認し、損傷や変色が見られる場合は、適切な対策を検討しましょう。
損傷が深刻な場合は、修理や部品交換が必要となることもあります。
短時間でも効果抜群?カビキラーと追加のアプローチ!
前述したように、カビ取り漂白剤は放置時間が長いほうが効果は高まると言われますが、「もっと短時間で同じ効果を得られたら……」と思いませんか?
実は、そんな便利な方法が存在するんです!
キーワードは「ジェル」。
市販されているジェルタイプのカビキラーを使用するという手もありますが、泡タイプを好む方やコストパフォーマンスを重視する方に、特別な情報があります。
ただし、今回ご紹介する方法は公式には推奨されていないため、使用する際は自己責任で行ってくださいね。
さて、その方法というのは、
「カビキラーと片栗粉を混ぜてペースト状にし、カビが気になる部分に塗布する」
です。
この方法は、泡タイプがすぐに流れるのに比べて、ペーストがより密着するため、成分の浸透が早まりカビを早く落とすことができますよ。
ただし、この方法を実践する場合は、最終的に水でしっかり洗い流せる場所で行うことが重要です。
というのも、片栗粉も同時に流す必要があるからです。
洗い流した後は、必ず乾いた布でしっかりと拭き取りを行ってくださいね。
これを怠ると、カビが再び発生するリスクがあります。
一晩カビキラーを放置するとどうなる?まとめ
頑固な黒カビを除去するのに、とても便利なアイテムでもあるカビキラーですが、正しい使用方法を守ることが重要だと気づかれた方も多いのではないでしょうか?
この記事のポイントを以下にまとめますね。
- カビキラーはスプレー型泡タイプの塩素系漂白剤
- 一晩放置するとカビはきれいに取れますが、塩素の臭いが残る
- 放置し過ぎると、パッキンなどが劣化するリスクがある
- カビキラーを片栗粉と混ぜたペーストは、効果を高めつつ作業時間を短縮できる
便利で手に入りやすい一方で、知らず知らずのうちに問題のある使用方法をしていたかもしれない、と思い当たるフシはありませんか?
そう感じたら、使用方法を再確認し、正しく使用しましょう。
また、清潔を保つコツは定期的な掃除にあります。
汚れが目立ち始めてからではなく、日頃から清潔に保つことで、汚れがつきにくく、取りやすくなります。
カビキラーは黒カビの予防にも効果的ですから、カビの発生を抑えたいならば、定期的な使用がおすすめです。
清潔な浴室やキッチンを維持できると、生活がより快適になりますね。