ケーキには欠かせない、生クリームのホイップ。
最高の味を求めて、やはり動物性の生クリームを選びたくなりますよね!
コストをかけて良質な生クリームを選んで、泡立ててみたものの……
思わず「あれ?」と首をかしげてしまうほど、予想外に固くて粒々のテクスチャになってしまったんです。
理想は、柔らかくて光沢があり、空気を含んだ軽やかな生クリーム――のはずが、残念な結果に……
固くて、ぼそぼそになってしまった生クリームは、そのままの状態でケーキの飾り付けに使うのが難しいですよね。
そこで今回、固まった生クリームを元の滑らかな状態に戻す方法をご紹介します。
粒状に固まった生クリームをなめらかに戻す方法
生クリームが粒状に固まってしまって、困っていませんか?
私も以前、生クリームの泡立てに失敗したことがあり、どう対処していいのかわからず、結局デコレーションを断念したことがあります。
もし、その時にこの対策を知っていたら……
実は、生クリームが粒状になってしまうのは、必要以上に泡立てた結果なのですが、まだ修正することは可能です。
その修正方法は、粒状になった生クリームに少しの牛乳を加えること。
牛乳を少しずつ入れつつ、製菓用のヘラで優しく混ぜ合わせると、生クリームが驚くほど滑らかに変わりますよ。
この方法で、生クリームは滑らかなホイップ状に戻るので、ケーキのデコレーションにも使えるようになるんです。
これでもう、粒状の生クリームも怖くなくなりますね。
ただし、生クリームを混ぜすぎて完全に分離した状態になっている場合、こちらの方法は効果がありません。
その場合は、新鮮なバターとして利用しましょう。
生クリームをふわふわに仕上げるコツ
動物性の生クリームを上手に泡立てるコツは、植物性ホイップとは少し違います。
液体のままの生クリームを泡立て始めると、少しずつ濃くなり、急に固まり始めることがよくあります。
一定の速度でただ混ぜ続けると、生クリームが固くなり、粒状になりやすいのです。
だからこそ、動物性の生クリームは思っている以上に早く固まることがあるため、低速で丁寧に泡立てることがポイントになります。
生クリームが少しずつ濃厚になってきたら、その変化を注意深く見守り、泡立てをやめるタイミングを見極めましょう。
もし、生クリームが固まりすぎたと感じたら、すぐに泡立てを中断しましょう。
固くなった生クリームはもう一度なめらかになる?
生クリームが固まってしまった時の対処法として、少しずつ牛乳を加えてゆっくり混ぜる方法があります。
この方法では、生クリームの乳脂肪分と牛乳の乳脂肪分の違いから、完成したクリームの乳脂肪含有量が少なくなってしまいます。
また、生クリーム本来の細かな質感や光沢が少し損なわれることも。
粒状になった生クリームを滑らかな状態に戻せるのは確かですが、完全に元の状態に戻るわけではありません。
生クリームを泡立てる際は、低速で時間をかけて慎重に行うことが大切です。クリームが柔らかくなり始めたら、細心の注意を払って、泡立てすぎないようにしましょう。
生クリームが固くなってしまった!泡立て過ぎて粒状になった場合の対処法まとめ
生クリームを泡立てすぎてしまい、固くなった時の対処方法をご紹介しました。
もし生クリームを泡立てすぎて、粒状に固まってしまった場合でも心配ご無用!
牛乳を少しずつ加えることで、元の滑らかな状態に戻すことが可能です。
動物性の生クリームは植物性の生クリームより価格が高いので、失敗することを見越して余分に購入するというのは、なかなか難しいですよね。
泡立てに失敗した時は途方に暮れてしまいますが、牛乳があれば修正は可能です。牛乳を常備されているお家でしたら、それを使って修正できるのは助かりますよね。
とはいえ、生クリームと牛乳とでは含まれている乳脂肪分が違うため、完全に元の状態に戻せるわけではありません。
動物性の生クリームを上手に泡立てるコツは、ゆっくり丁寧に泡立てること。
生クリームが濃厚になってきたら注意深く観察し、固まりすぎないタイミングで泡立てをやめてくださいね。
もし生クリームを泡立てすぎてしまい、思ったよりも固くなった時は、デコレーション用ではなく、クレープや紅茶に添えるなど、別の使い道もありますよ。